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研修レポート

2020年6月26日
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どこで仕事をするか

仕事のため、6月の初めに大阪、そして6月下旬に名古屋へ行きました。
コロナウィルスの状況が落ち着き初めていることもあり、街を歩く人から明るさを
感じました。一方、東京は・・・。
まだまだ気が抜けない状況のため、東京は他の地方都市とは違った
緊張感があります。

研修もオンラインが多いですが、最近よく聞くご意見として、
「会社の人と、対面で話したい」。

「オンラインで話そうと思うと、『アポを取らないといけない』という煩わしさがある」。
また、「ちょっとしたことを聞きたいけれど、テレワークの場合それはできない・・・」。

『誰かが近くにいることの良さ』をこの3ヶ月で痛感したということでしょうか。
チャット機能やスカイプなどのツールとしてはあるけれど
ツールを介さずに会話する気安さ、これが全くなくなるというのは、淋しいものです。

気軽に話せないという点から、今年入社した新入社員の中には、大変な環境にいる方もいます。
OJTを直接受けることができない。『見て学ぶ機会』がないために
仕事の基本スキルを身につけることも、とても難しい環境なのです。

「久しぶりにオフィスへ行くと、オフィスのありがたさを感じる」という声もよく聞きます。
テレワークのみでは仕事が進まないため、出社の体制を進め始めた企業もあります。
この状況におけるベストな方法は、会社によって違うので、会社毎の判断が必要になってきます。

「どこで仕事をするか」というこの問題は、社員全員に関わること。
状況によって判断しなくてはいけないというパターンの中でも、最難関の問題です。

各組織が出した答えを見ていると、実感することは
「緊急時には、組織の考え方が顕著に現れる」

社員の方が強く感じていることだと思います。